IoTシステム技術検定[基礎]を受けてみました
はじめに
これはBBSakura Networksアドベントカレンダー2023の2日目の記事です。
今回はIoTシステム技術検定[基礎]という検定を受けてみましたので、その紹介や感想などを記しておこうと思います。
検定の紹介
ITに関する資格試験や検定には様々なものがありますが、IoTに関する検定も実施されています。今回はモバイルコンピューティング推進コンソーシアム(以下MCPC)が主催している検定を受験しました。
MCPC主催のIoTシステム技術検定[基礎]では、IoTシステム構築・活用、データの利活用およびAIに関する基礎知識に関する問題が出題されます。 受験対象者としてはIoTシステム利用企業の営業・スタッフ、新社会人や学生が想定されておりシステムの構成や用語などの知識が問われます。
出題カテゴリ
検定では以下のカテゴリから60問出題されます。
- IoT概要
- IoTの目的や近年の動向、エコシステム
- IoTシステム構成と構築技術
- IoTシステムアーキテクチャ、IoTサービスプラットフォーム
- IoTデバイス
- センサ/アクチュエータ技術
- IoTにおける通信
- ネットワーク、通信方式、プロトコル
- IoTのユースケース・応用システム
- ロボット、ドローン、画像認識
- IoTデータ活用技術
- ビッグデータ分析技術、活用事例
- IoT情報セキュリティ対策技術
- 脅威と脆弱性、セキュリティ対策技術、情報セキュリティの標準と法制度
- IoTビジネスモデル創出
- ビジネスモデルの仮説検証、概念実証
上記の通り求められる知識は技術からビジネスまで多岐にわたりますが、そこまで深い内容は問われません。
テキストについて
検定に対応した教科書がこちらになります。およそ2、3年のスパンで改定されており、IoTの変化や発展に追従しているようです。
私もテキストを購入し内容を確認しましたが、幅広い技術で構成され様々な業界をまたがったIoTの世界を簡潔にまとめている印象を受けました。 今後IoT関連の各分野を学んでいく上で必要となるキーワードを素早くピックアップするには良いテキストだと思います。
受験してみた感想
IoTはシステムを実現する手段となるデバイスや通信、データ収集部分に目が行きがちですがビジネスやエコシステムのことなどもバランスよく取り上げられてます。 これからIoTに取り組む方や、漠然としたIoTに対するイメージを少しクリアにしたいという方には良い検定だと感じました。